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刺激的な甜瓜
南海なんば駅で降車しては
大阪の地を踏む午前11時11分。
あらゆる人種に紛れながらも
寒空の下を独りで前進し続け
とある喫茶店に入ってみたんだ。
大阪府大阪市中央区に存在する。
中に入ると、全体的に昼白色に
灯されていて床には絨毯が
びっしりと一面に敷かれていた。
ダイニングチェアに腰掛けては
メニュー表を目にすると
いつもは絶対にチョイスしない
甜瓜曹達が何だか飲みたくなったの。
きっと、心が舞い上がっていたからなのか
シュワシュワぱちぱちと弾けている
わたしの気持ちを表現をしているものが
飲みたくなったのかも???
暫くすると、わたしの目の前には
分厚いガラスで出来た横幅の大きい
片手グラスのメロンソーダがやってきた。
グラスには曲がるプラスチックの
ストローが刺さっていて、
レモンの薄切りが1枚入っていたんだ。
ごくごく飲んでみると、身体中に
強い刺激が走り続けたまま
気管から胃まで辿り着くのが分かった。
振り返れば、重曹が弾けた反動で心寂しく
電車の片道切符が不意に無くなってしまったのも
分からなくもない。
駅員さんに改札口で相談すると
?今回は大丈夫ですよ。
次回からは、お気を付けください?
余韻に浸りながらの就寝時間になりソーダ。
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