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つぎくるひ🐱
次は週末金曜日の16:00-と日曜日12:00-きます!
25日から28日までは沖縄のNEOに出勤する予定です。よろしくにゃ -
🍑🍑🍑
[私のお尻キレイ?]:フォトギャラリー -
次回
次回空き枠18:10-です✨
平日なのに、12時に出勤してから忙しくさせてもらって幸せです💐 -
暑いのか寒いのか☀🍃
⚠強風によるダイヤの乱れで、夕方まで湖西線が運転本数めちゃくちゃ減らされてるので、電車+送迎でお越しのお兄様気をつけてください!!大阪方面からお越しの場合は、たぶん京都駅以降の湖西線経由直通で比叡山坂本に来れる新快速が全部ないので京都駅で和邇行普通に乗り換えてください。出勤時に聞いたアナウンスだと、夕方に回復するとのことです⚠
Due to the disruption of the schedule due to strong winds, the number of Kosei Line trains has been significantly reduced until the evening, so please be careful if you are coming by train and shuttle! ! If you are coming from the Osaka area, there are probably no new rapid trains that can take you directly to Mt. Hieizan Sakamoto station the Kosei Line after Kyoto Station, so please transfer to the local train bound for Wani at Kyoto Station. According to the announcement I heard when I went to work, I was told that I would recover in the evening.
せっかくあったかくなってきたのに雨と風でだいなしでいやね😢 -
sniffing curse ⑤
「…そっか」
こう言われたときどう返すか何回もシミュレーションしてたのに、実際その場面になるとはいともいいえとも言えないものだね。彼の体を引き離すと、その余韻が……私たちの作った世界で一つの香りが、糸を引くように鼻に残った。今日くらい違う香りでいてくれたら今までのいい記憶だけでこの香りを記憶の片隅に取っておけたのにさ、そんな悲しいこと言う日まで変わらない君でいてくれたんだね。その変に誠実なとこ、君らしくてすごく好き。「私、やっぱ香水よくわかんないや。今多分めちゃくちゃ記憶書き込まれてるのに、突然匂いがしなくなった」「涙がかき消してるんだよ。俺も、なんの匂いも感じない」「幸せだった香りは、辛い記憶とはリンクしないようになってるのかな。なんか都合いいね、魔法みたい」「魔法……魔法か。呪いじゃなかったんだな」「呪いになんてなるわけないよ。多分もう一生嗅ぐことないけど、ずっと変わらずいいにおい。初めて嗅いだときからずっとずーっと大好きだよ」たぶん私はもう香水買うことないな。香りなんてこんな都合のいい、子供騙しにひっかかるほどお子様じゃなくなっちゃった。私きっと、大人になるのが早すぎた。いろんなものを諦めるのが早すぎた。彼は私を香水に似てるって言ったけど、私はミドルノートが入ってない不良品だったんだろうな。だけど香水は生き物だから。劣化もするし酸化も進む。死なないうちに生きるしかないんだ。 -
sniffing curse ④
-B side-
「別れたい」いつも通り、あるいはそれ以上の力で私を抱きしめながら彼は言った。顔が見えないけど、多分泣いてる。それを隠すためにぎゅーするなんて、君も随分子供だなあ。私のほうが年下だけどさ。なんとなく察してた。会う度いつこう言われるか、すごく怖かったけど、抱きしめる力が日に日に弱くなっていくのを感じてるうちに覚悟はできてた。極めつけが、眠剤飲んでるとこ見られちゃったあの日。日中コーヒー抜いたりアウトドアのデートを増やしたり、眠りにつきやすい生活にしてなんとか調整しながら、彼が眠ったあとで見られないように飲んでたのに、まさか起きてくるなんて思わなかったなあ。今思えばいくらでも誤魔化しようはあったんだろうけど、つい打ち明けてしまった。助けてくれるって期待してたのかもしれない。自分ではそのつもりはなかったけど、心の奥底でちょっとだけ思ってたのかも。高卒から働いてちゃんと暮らせてる彼に正直ちょっと嫉妬してた。大学に行かなくていいような教養で就ける程度の職と、内心見下してたのも事実なんだと思う。それでも、学費と生活費だけで精一杯の自分と、やるべきことをやってしっかり自立してる彼。どちらが社会に必要か、考えなくてもわかることだ。こんなに頑張ってるのに、こんなにいろんなこと我慢してるのに、勝てない。悔しくて仕方がなかった。ソープで働こうと思ってる、と馬鹿正直に彼に打ち明けたのも、隠し事はできないという誠意が半分、止めてほしいという淡い期待半分だった。だけど彼は止めてくれなかった。「応援はできないけど、それで生活が楽になるなら……君が健康に暮らせるなら」と、ただただすごく辛そうな顔をして、小さく呟くような声量で認めてくれた。まるで私に伝えるというよりは、自分自身に言い聞かせるかのように。それを聞いた瞬間、私は全部を後悔した。今の暮らしがつらいからと、軽い気持ちで体を売ると決めたこと。自分勝手な都合で彼にそれを告げてしまったこと。精神科に通っていることを伝えてしまったこと。遡りはじめるともう止まらなくて、何が悪かったのかもうわからなくなっていた。そもそもなんでこんな生活を?大学に入ったから?裕福な家庭に生まれなかったから?もしかしてそもそも教師を目指し始めたことが…………あれ?私って本当に教師になりたいんだっけ?なんで教師になりたいんだっけ?ダメだ。これ以上はいけない。よくわからないけど、これ以上先に進むととんでもないものを何かに盗まれてしまう気がする。私は考えるのをやめて、大衆ソープの風俗嬢として生きることにした。少なくとも彼からなにかしらの答えが与えられるまでの間は、それで飢えを凌ぐことができるんだから。私は教師になりたい。私は教師になりたい。私は教師になりたい。抱いた大きな夢のために、ちょっと今を切り売りしてるだけ。そう思わないときっと死んじゃうって直感してた。近くお別れになるまで、ずっとこの香水をつけてようと思うんだ。察してることがバレないように。ごめんね。君の気持ち知ってるけど、知ってるんだけど、君から教えられるまでは知らないふりさせてね。 -
sniffing curse③
「そっか」
そういって、今まで見たことないくらい悲しそうに笑った彼女の周りには、やっぱりいつもと同じ香りがしていた。
そばにいるときだけ、ふたりの香りがコンバイニングされてひとつになる。
迷ったんだ。
今日だけは、違う香水をつけてくるか。
あの香りはいい思い出だけで、プラスの記憶だけで取っておきたかった。
でも、彼女との記憶は最後まで同じ香りで残そうと決めた。きっと今から言う言葉は、彼女を深く傷つける。深く悲しませる。そのとき漂っていたこの香りのこと、彼女はきっと嫌いになる。
大嫌いになってほしい。
俺のことも、この香りのことも。
それが最後にできる償いだと思った。
最後にとれる責任だと。
もうすぐ、アールグレイがなくなる。
次のボトルは、買わないつもりだ。
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sniffing curse ②
-A side-
……なんて、言っていたのに。香水みたいな君を構成してたのは、香料にたとえると……ストロベリー、グレープフルーツ、それから、サンダルウッド……だろうか。爽やかでフレッシュなトップノートから、ミドルノートを挟まずに甘ったるく大人びたラストノートに、直接飛び越えていってしまったようだ。サンダルウッドのラストノートは、香水嫌いの人間を生み出すのに最も適した要素だと思っている。かくいう自分も、サンダルウッドの香りはとても苦手だ。底なしに甘くて、それでいて苦くて、とにかく重苦しい。全身ハイブランドで固めた胡散臭い男がよく好んでつけているイメージが強い。ホストだとかネズミ講だとか、とにかく爽やかな人間には似合わない。大人の色気なんて聞こえよく言っているけど、要は若い感性には理解できない悪臭だ。こんなものは。彼女は、成長するのが早すぎた。そして、俺が一番なってほしくない形の大人になってしまったのだ。人間には、少なからず知ってはいけないことがある。そのひとつが、お金の価値だと俺は思う。彼女がいわゆる風◯の仕事を始めようとしていると正直に打ち明けてきたとき、俺は強く反対できなかった。それは、彼女が貧乏暮らしで学費を自分で負担していることや、そのために大学で友達も作らずアルバイトと勉強に全時間を費やして、それでも追いついていないことを知りながら、何もしてやれずにいた弱味のせいでもあった。時給1000円のコンビニアルバイトで生計を立てながら、近く背負うことになる400万円の借金もとい奨学金の返済に向けて貯蓄を強いられている彼女の精神は、高卒の俺には想像もつかないほど窮地に追い込まれているらしい。最近泊まりに来たとき、こっそり睡眠薬を飲んでいるのを見てしまった。それも今に始まったことではないらしく、立ち尽くす俺に「あ、見られちゃった」と情けなく微笑みながら、「知られたくなくって、今まで薬のゴミも持って帰ってたんだけどね……これからはもう隠さないでいいってことか」と、わざとらしいほどに明るく振る舞う彼女の肩は、明らかに前より痩せていた。「教師になりたい」彼女は依然そう語る。ふざけんな。そんなボロボロになった体で、いったい誰に何を教えられるっていうんだよ。汚い大人の世界を知ってしまった目で、教師なんて聖職できると思ってるのかよ。なんで、覚えたばっかりの酒に溺れて毎日食うや食わずの生活してるくせに、赤の他人にお勉強教えてやる気でいられるんだよ。見ず知らずの人間の一生なんて背負う覚悟の前にまず自分を蔑ろにするのやめろよ……そんな正論を何度も飲み込んだ。本当は分かってるはずなんだ、自分でも。だけど、それを他人から改めて自覚させられたら、きっと彼女は生きるモチベーション自体失ってしまう。だって、彼女が見てるのはもう教師という夢なんかじゃなくて、目先のお金になってしまってたから。本音を言ってしまえば教師の仕事自体にはもう魅力は感じなくなってしまってるのに、もう今更別の夢を探す余裕もないくらいに今日明日の生活が追い込まれてるから、教師を目指さざるを得なくなってるだけで。教師を目指しているという大義名分がなくなってしまったら、彼女が乗り越えないといけないハードルはその日その日を死なないことだけ。そうなってしまった暁には、きっと彼女の性格なら今の人生なんて投げ捨ててしまうと……たった何年か一緒にいるだけの俺が、そう察してしまった。だから言えなかった。最後まで言えなかった。ずっと言わないまま、そっと逃げてしまったんだ。最低だよな、多分怖かったんだろうな。彼女の道を閉ざすことを言って、だからって死んでほしくもなくて、でも頼られるのは怖かったんだろうな。だって支えきれないから。生きる術を失った彼女が俺を頼ってきたとして、金も時間も心の余裕もない俺にはとてもとても養ってやることなんてできない。勝手すぎると思うけど、やっぱり俺だって人間なんだから自分が生きてくことのほうが大事って思っちゃうんだよ。甲斐性なしでごめんなさい。本当に本当に好きだった。でも、生きるために穢れていく君を見てるのは正直耐えられないんだ。なのに手は差し伸べてあげられないから、見えてるサインを知らぬふりすることしかできないから、そんな自分にももう耐えられないんだ。20歳の誕生日に贈ったロクシタンの香水を、彼女はずっと使い続けてくれていた。会う日のすべて、彼女は本当にその香りを纏って現れた。別れを切り出すその日にも、ずっとずっと同じ香りだった。そういうとこだよ。俺、君のそういうとこが大好きで、そういうとこがめちゃくちゃ嫌いだったんだ。 -
謝罪と言い訳
きのうから書き始めたsniffing curseの第二弾、②以降ちょっとかなりだいぶ多方面に攻撃的な内容になってます。学歴、職業、私達のいる業界、精神疾患、そういったものに創作でも偏見的な内容があまり受け付けないという方は、直近に投稿する記事の中で赤い椿で片目を遮ってるサムネイルの記事は開かないことを推奨します。警告したからな自衛しろよ。繰り返すようですが創作なので、私の本心とは違うところにあるとご理解ください。
ほんとはサンダルウッドじゃなくてバ◯ラって書きたかったのに、おそらく某求人サイトへの配慮で禁止ワードになっちゃって伏せ字にしないならサンダルウッドにせざるを得なくてマジで不機嫌。「🐴🦌」って単語も使えないし、ほんとにただただ作品の邪魔。許さない -
sniffing curse ①
一生嗅げない香り。
どんなに手を伸ばしても、もう戻ってこない。
あれほどまでに何度も何度も摂取してきたのに、
これほどまでに記憶に焦げ付いて離れないのに、
誰も返してはくれない記憶。
強く、強く、焼き付いていて、
それでいて、今にも崩れ落ちそうに脆い思い出。
再び手に入れば鮮明に蘇るというのに、
失ったとたん消え去ってしまう、不思議な呪い。
わら人形でも、十字架でもなく、エタノール90パーセントの色水がかけた秘密の魔術。
-combining-
「わ、香水?かわいいー」
「ネロリアンドオーキデっていう、季節問わず使える柔らかいフローラルだよ。
ロクシタンは瓶もすごく凝ったデザインだから、コレクションしたくなっちゃうんだよ。
君も今日から大人になったから、長く付き合っていけるプレゼントをって思ってね。肌につけられるのは一応期限があるけど、服や持ち物につける用途なら、保存管理さえしっかりしてれば一生物だよ。まあ一日一日劣化や酸化は進むから、今日のお気に入りは明日には好きな香りじゃなくなってるかもしれない。それも含めて、香水は生き物なんだ。
前に俺の香水気に入ってたみたいだけど、香りって本当に好き嫌い分かれるし、同じ香水でもつけたてと時間経った頃はまったく違う顔するから。
だから、ほんとはプレゼントには向かないんだけどね……だけど、香水ってなんか君に似てる気がするんだ。いろんな表情を秘めていて、ゆっくり時間が経つうちに、ゆっくり成長して姿を変えてく。引き立っていく成分に、失われていく成分。そうやって来年の君は、再来年の君は、きっと今とはちょっと違う色をしてる。
そういうとこが好きだから、ぜひ興味持ってもらいたくて。
デビュー戦にはまず万人受けするやつ。」
「ほんとだ、いいにおいだー」
「せっかくちょっとこっ恥ずかしいこと言ったのに、いいにおいのひとことで片付けるのはやめていただいて」
「君が使ってるのはなんだっけ?」
「アールグレイアンドキューカンバー。ジョーマローンの、イングリッシュペアーアンドフリージアに次ぐ代表モデルだね。名前の通り、紅茶をベースに爽やかなシトラスが連なる、比較的フランクにつけられる軽めのテイストだよ。」
「ふーん……ねね、こっちきて」
「ん?どうしたの」
「でね、ぎゅってして」
「えぇ、なになにいきなり……はい、ぎゅー」
「へへ……なんかね、わたしの今もらった香水、君の香水と一緒に嗅ぐとすごくいいにおいになるね」
「ん……ああ、確かに……本当だ、すごく相性がいいのかもね。
このジョーマローンにはコンバイニングって概念があってね。香水を少量ずつ2種同時につけて、肌の上で調香するんだよ。この香りが気に入ったなら、俺のアールグレイ分けてあげようか?コンバイニングすればいつでも嗅げるよ」
「うーん……ううん、いい。だからそのかわり、わたしと会うときつける香水はこれにして。わたしもオーキデつけてくるから。
そしたらさ、わたしたちが一緒にいるときだけ嗅げる、特別な香りになるよ」
「ふふ、いい考えだ。すごく君らしくて好きだよ」
「でしょー?わたし、聞いたことあるんだ。匂いってさ、五感の中で一番記憶に残りやすいんだって。だから、嫌な記憶もいい記憶も、強く頭に残る記憶があると、そこにあった香りも一緒に覚えちゃうんだって」
「そうそう、よく知ってるね。
こうして一緒にいるとマイナスなことも起きちゃうけど、プラスなこともいっぱいある。その記憶全部全部、この香りに紐付けておこうね。あとでいつでも、取り出せるように」
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